太陽エネルギーは省エネの基
オール電化太陽光発電
熊本市 緒方 淳一 様
22年2月下旬から発電を開始した我が家の太陽光発電は、9月下旬の私の6?歳の誕生日に発電量が3400kWhを超えました、この性能では年間推定発電量を楽に超えそうです。 これも平田社長さんが持参されたサンプルで性能が確認できたサンヨー製(出力4.2kW)に決めたおかげと感謝しています。
数年前までは、太陽光発電は、経済性無視の人工衛星や離島の灯台の電源として使われていても、発電効率は低く、非常に高価であるため投下資金の回収は不可能に近く、とても庶民の家に設置することはかなわないだろうと思っていました。
しかし、昨年後半には補助金などの条件が大きく改善されることが報道されたので、冷やかし程度の気持ちで家電量販店で簡易見積を出してもらいました。サンヨーの装置は高価で補助金取得の条件に入らないとのことで、発電効率の低い他社の装置で1kW当たり70万円でした。それでは設置予定の限られた屋根面積には出力3kWしか設置できないため売電比率が低くなり、資金回収は15年余と私の希望条件より悪くなるので見合わせることにしました。
それから1週間程して、ふと以前資料を頂いていたグッドハートさんのことを思い出し電話をしたところ翌日にはお見えになりました。説明をお聞きしている間に「下記条件1」をクリアできそうなことが分かり発注を決断しましたが、余計なことに勿体をつけて「一晩考えて連絡しますと」お伝えしたためグッドハートさんには余計な負担をおかけしました。
実は…私は社長さんと同様に元技術者です。40年前に2年間ですが、重電メーカの家電部門で炊飯ジャーの開発・量産に携わり「プロジェクトX」の実体験をしました。しかし、量産後に個人的事情でUターンした経歴があります。これまで機械・熱エネルギー・電気に関しては少し専門としてきましたので、今回のように高価で工事を伴う場合には大事な「企業トップの人柄・考え」を確認することができ即断できました。
ところで独断と偏見で決めた私の設置条件あるいは動機は次のようになります。
- 耐用年数の半分の10年程度で資金回収が可能であること。
- エネルギーの安全保障のため、車などへの浪費を押さえ可能な限り早期に設置する。
- 使い物になるのか技術的データをとり将来の増設の判断材料とする。
上記の1と2の間には若干矛盾がありますが、今回はうまく解決できました。
昨年5月に13年目に入った小型車に不調が出始めたので、以前同乗して品質に感心したS社の軽自動車に買い替えを検討しましたが、1年後に廃車して補助金がもらえる時には製造中止後で新車は購入できない。それではと、丁度程度の良い中古車が1台だけディーラーにあったのを諸経費込みの60万円余で即断・即決で購入しました。太陽光発電のため温存したい資金はその分減りましたが、消却を含め維持費は半分以下に、ガソリン代は4割ほど減少しエコノミーカーであることを実感できて、良い買い物であったと自己満足しています。前の小型車より車体・エンジン・ミッション・足回りが上等で、軽自動車とは思えず、コストダウンを感じさせない車です。
資金の方は、補助金を加えるとほぼ必要な額になることが分かり、発注可能となりました。エコカー減税に惑わされてHV車に手を出していたら、平田社長さんには会えないところでした。事は逆順ですが、太陽光の補助金でエコカーが購入でき、景気振興と炭酸ガス削減に少しは貢献できるでしょうか?
話を変えますが、我が家では昭和53年から灯油ボイラーと長府の太陽熱温水器を併用してきました。初代は30年近く使ってきましたが能力が不足気味なので、3年前に能力が2倍の物に25万円で更新しました。そのお陰で翌年灯油が120円/Lを超える暴騰になりましたが、幸い夏場であったので灯油は購入せずに済みました。そんな状況にもかかわらず、電力料金は安定していることに気づきました。翌年築30年を過ぎた古家の水回りの痛みが目立ち始めたので、改築することになり、灯油ボイラーをエコキュートに換えて灯油フリーが実現しました。
主役は温水器で補助はエコキュートのエコ効果は、3年前に比べ灯油は年1,000L程(その分の炭酸ガス)削減、さらに電力料金もかなり減少しました。灯油価格によるものの総合的には年12~15万円程削減されていますので、設備費は6~7年程で回収できそうです。さらに、ご近所には燃焼時の騒音・臭気で迷惑をおかけしていたのが解消できました。
現在売電の収入は貯金しています。5年後頃には性能が向上し、価格も低下するでしょうから、増設で現在の2倍位にして電気の完全自給を実現したいと思っています。これからもよろしくお願いします。
平田 輝雄
素晴らしいコメントありがとうございます。すべての人が緒方様のように省エネに取り組まれたら、政府の環境目標数値はあっという間に達成できるかもしれませんね。数年後の太陽光発電増設の際にも工事をご依頼いただけるように、これから発電量チェックや定期的なパネル清掃などアフターメンテナンスをしっかり担当させていただきます。ありがとうございました。